『ハチミツとクローバー』を読んだ
娘の持っている漫画って、いわゆる私がそのころはまったモノとは全く一線を画しているんです。で、あまりに読まないのだけど。これは読んでみました。

男女の青春ラブ漫画と言えば、『あすなろ白書』の設定に年代的には近いものかな~~、と思いつつ読み進んだのだけど。『あすなろ』よりも、グローバルだしおふざけも人物描写もかなり深い。感銘受けましたです。はい!

比べちゃいかん、と思いつつも・・・。『あすなろ』はもっと親との接点が多い話の構成。だけど、東京の中でちまちまと話は進む。セックス描写もよりいまどきのノリだった。

でも『ハチクロ』は、みんな親元から離れているし、貧乏ながらも自由に生活しているという点も違う。全員が片思い中という設定もあって、ほのぼのせつない場面が多くて、その分みんながいろんな方向にそれを痛み分けたり、痛みを逃したり・・・。はちゃめちゃなのに、自暴自棄も暖かくて救われる。そんな年代?なのにキスシーンすら無い。素直にドキドキしたり、こんなことあったよな~なんて(いや共学経験は小学校と会社だけなのであんまり無いんだけど)楽しめます。

ただし、『あすなろ』では掛居くんにぞっこんになったのだが。『ハチクロ』ではどの人にも惹かれない。なんなんだろ。なんかみんないい人過ぎるのが難点かも。アル意味で現実感が無い。それはそれで映画は楽しいかも。見に行こうかしら・・・。
ハチミツとクローバー (1)
羽海野 チカ / 集英社

あすなろ白書 (1)
柴門 ふみ / 小学館
Top▲ | by bonneidee | 2006-07-29 18:57 | review
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