『ダ・ヴィンチ・コード』を観た
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本を読んでからしばらくたっていたし、封切りしてからの酷評や友人のレビューを読むにつけ・・・行くかどうか迷っていたが。楽しみにはしていたので、やっと観てきました。ついでにソニーの大画面の自慢大会だった森アーツギャラリーでの『ダ・ヴィンチ・コード展』も行ってきました。(この感想は割愛しますが)

本があって、それの舞台化または映画化の悲劇というのは幾度も経験があるし。それなりに「別物として楽しむ術」はあるつもり。今回は、あの難解な謎解きや言葉のトリックなどをどのように映画に盛り込めるのだろう・・・という疑問を抱えつつの鑑賞。やっぱり、短時間で盛り込むには厳しいものがあったかもね。

そう、すべてが短い時間のあいだに・・・謎解きが出来てしまうし。本で疑問に思わなかったことも、映像で示されてしまうと「うーん、こりゃ無理でしょう」なんてこともわき起こる。

そしていかにもアメリカ映画でありました。ね。トリックをばらす必要は無いと思うシーンも多々。でも肝心なところが抜けていたり。(最初になぜソフィーが来たのか、おじいさんとの確執となった大事件の説明の甘さ、イギリスでソフィーを守る人々の存在の弱さ)

トムハンクスは髪型以前の問題で、あまり好きじゃないし。自分のイメージするラングドンはもっと鋭敏な俳優が良かったかも。ソフィーなアメリも、シャープ過ぎる面ばかり出てきて鼻につく。なのにそんなに頭良さそうに見えないし。大好きなガンダルフ爺イアン・マッケラン様だけが嫌なジジイとしてピカイチでしたね。シラスも同様。でもシラス、、、目立ち過ぎます!年取ったなぁなジャン・レノもあんまり切れを感じませんで、残念。パリとロンドンの町並みは単に大好きなので嬉しかったけど、なぜか出てこないシトロエンにはがっくり。確かにパリの一通ではよくみごとなバックでみんな走っているけれども・・・あれはやりすぎでしょう。単にの宣伝か?

異才ダ・ヴィンチの絵画の謎と修道士もの大好きな私にとっては、このブームでさらにいろんな文献が掘り起こされたのが嬉しかったのだけど。この映画は、もう一度観たいとは思いませんでした。でも本を読んでいない方たちも普通に楽しめる出来だとは思いますので。とりあえず、これだけっ!
Top▲ | by bonneidee | 2006-06-25 18:43 | review
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