SHINKANSEN☆RS『メタルマクベス』を観た
d0026603_22291268.jpgはい、言わずと知れたシェイクスピアの悲劇『マクベス』です。坪内逍遥訳でも小田島雄志訳でも無く、こどもの為のシェイクスピアで知られる松岡和子訳をクドカンが本書きしたものであります。過去と近未来が交差しながら、カレーを作る林さん含む3人の魔女ならぬ3人のオバサン?達の誘導で、お話は始まりました。こりゃまった~斬新でありましたね~~~。

観劇日:5月20日 18:00 @青山劇場 
◆原作 ウィリアム・シェイクスピア
◆脚色 宮藤官九郎
◆演出 いのうえひでのり
◆出演 内野聖陽 松たか子
森山未來 北村有起哉 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと
上條恒彦  右近健一 逆木圭一郎 河野まさと 村木よし子 
インディ高橋 山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 
保坂エマ 皆川猿時 冠徹弥 村木仁 川原正嗣 前田悟  ほか
Metal Macbeth Group(岡崎司/guitars 高井寿/guitars 
前田JIMMY久史/bass
岡部亘/drums 松田信男/keyboards 松崎雄一/keyboards)
◆劇中の唄の詳細はこちら




ロックな新感線ではあるけれど、生演奏付きの演目は意外にも少ないと思うので、今回は高い!けれども、お得!でありました~
正直メタルバンドどうよ?な自分ですが、歌詞がハッキリ聞き取れることやら時制がいったりきたりするので、わかんなくなりそうで寝る間(爆)も無い!と没頭出来ました。(実は前日胃痛の風邪で、体調悪くて死にそうだったのですが・・・)楽しめました!

過去に観たマクベスと言えば、蜷川版のおどろおどろしくていかにも!悪妻のふりした賢妻マクベス夫人(しのぶ)なの~~~、そしてマクベス演じられる僕って天才かも?(としあき)の狂気にさまよう様しか印象に残らなかったこちらのマクベスよりは、存分に楽しめました。

時代が交錯する構成はそれなりにおもしろかったし、近未来では音楽がそれぞれの頭脳にダウンロード出来て何度でも聞けるとかいういかにもクドカン!おもろネタ満載で、ぐいぐいお話に吸い込まれました。ま、そんな小技は無くても、かなぁ~り「唄の内容」がおかしいので、それで十分だよんっという気も致します。そう、原作ならではのセリフもきちんと詩にも盛りだくさん!な変な唄の詳細はこちらへ。(「ダイエースプレーこうてこいや」の秘密は、その後の二次会にて出演者UさんとメタルラブなY君からの補足説明で納得しましたが・・・(笑)しらんがな、そんなこと!でも、「リンスはお湯でとかしてから使え」は、よぉくわかる年代よ~(爆)忘れていたけどさ。)

さて、奇しくも内野ランダムスター(笑)が婚約発表なさった翌日の鑑賞だったので、ちょぃとネタ待ちしておりましたが・・・。さすがにスルーでしたね。
祐一郎びいきな私としては、内野さんイコール新劇バリバリの人(以前観たのは、確か『欲望という名の電車』でしたし)で、決してミュージカルスターという認識も無いのですけれど、それなりに歌えてはいましたねぇ。そんな彼にオカシ変な顔させちゃうクドカンもすごいけど、やってしまう彼もまたイイっ!もちろん、松たかことの漫才風コンビもなかなかいい味出していました。ナルシストしながらきっちり文学座な演技をしているけども・・・今日はロックよ~なところが、彼の魅力でございます。松さんもこのあいだの『贋作・罪と罰』と同様なS女っぷりが全開~~~似合うっ!しのぶのようにそのまんまで怖いっやんか~では無いお嬢様が演じるからこその味!ご馳走さまでした。

私としては、森山未来くんの可能性秘めた漲る才能(裏話として、楽屋ネタですが「彼は出来ないとまわりが思ったことも、すべてやり遂げた・・・」とのことです。たとえば、タップとかね。)もあっぱれですが、そのズルムケパパを演じた上条恒彦さん!あなたの子供をとりあげた同じお産婆さんで産んだ私としては(まったく関係ありませんが・・・(爆))、やはりさすがの声量と音域とその圧倒的な存在感には感服いたしました。

脇役ももちろん、みんな素晴らしくて・・・それぞれが息が抜けない演技と殺陣を見せてくれます。聖子さんは今回はややおとなしめで残念でしたけれどねぇ。(ここはまた追記します・・・)

天下のマクベス将軍も、こんな風に唄われちゃってちょいと悩ましいけれども・・・。
♪おとこ おとこ おとこっ~ 遠くにいると たくましいぃ
近くにいると ただの肉のかたまりぃ~ なさけないっ♪


マクベス゛か狂気の中で、近未来のバンド『メタルマクベス』のボーカルとかぶっていく様もなかなかよぅございました。最後は一本になってしまっても、なんら違和感なく見えてしまうのがまた不思議。本当に構成がおもしろい、飽きない、そしてそれぞれのキャラが生きている舞台・・・クドカン、さすがっ!

最後に、あの「悪魔の右手の指がおったっていた」シーンには、シェイクスピアも草葉の陰から、腰を抜かしたことでしょうね~~~
Top▲ | by bonneidee | 2006-05-30 23:40 | review
<< ひつじも猫も応援かっ~ | ページトップ | 飲み残し…そして初食事 >>
"basic photo wt" Skin
by Animal Skin