昭和レトロを感じた日
『花森安治と「暮らしの手帖」展』世田谷文学館を観てきました。
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『暮らしの手帖』は子供の頃から不思議なエスプリを感じる身近な雑誌でした。「すてきなあなたに」という色の違うページ部分には、ちょっと独特な外国の話とかおしゃれな短いエッセイが並んでいて。子供ながらに、「いったい誰が書いているのだろう」と、不思議に思いつつもここが大好きでした。のちに、ここのエッセイを書いているという一人の方を直接知って「ふーん、そういうことなんだ」と妙に納得したのだけれど。(新聞の論説委員のように何人かプールされているのかも)



文字だけの表紙だったり、イラストだけだったり…その一貫性なさそうな「一貫性」がまた魅力です。もちろん花森さんのイラストも、不思議な香りがしてマネようにもマネ出来ない絵という印象でした。色鉛筆、クレパス、油など使い分けも斬新でした。

昭和レトロという言葉があるのならば、ピッタリな雑誌です。もちろん現在も続いているし、花森時代の良き味を踏襲していて「安心出来るダサさとなぜかフランスの香り」が気に入って今は私自身が買い続けています。

15年前にとある国で暮らしていたとき、持ってきた本は全て読んでしまって活字飢餓状態に陥っていたときに母が送ってきたのが『暮らしの手帖』でした。

他の雑誌とか本はすぐに飽きてしまったのに、とにかく隅から隅まで何度読んでもダントツおもしろかったのです。目から鱗な体験でした。いわゆる週刊誌や月刊誌に比べると「日本語」も綺麗で読んでいて安心出来るし、絵や写真に奇抜さがないがゆえか?何度でも観て楽しめた…という驚きの体験でした。

展示には、いままでの表紙の数々や初代編集長としての花森さんのセンスや職人気質の数々が垣間見られます。日本で初の「商品テスト」もこの方ですよね。ロハスの元祖でもあります。

おまけ写真は喫茶室!まぁ、建物が立派です。外は民芸館みたいなんだけど。本館はすごい。駐車場わかりにくいし、怖い。なにが怖いって乗ったまま、地下におろされるのって閉所恐怖症の人はご遠慮ください、って書いてよ。(娘がこわがっておりました(笑))

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Top▲ | by bonneidee | 2006-03-11 22:29 | osoto
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