『さくらん』を観た
安野モヨコの漫画を読んでいたので、あるイメージがあったのだけど。椎名林檎の音楽で、エンタメ現代風のロックな花魁物語『さくらん』というところでしょうか。実際はよく知らない吉原の話を、女性が描いてくれたのはありがたい。
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ここで花魁グッズがいろいろ買えるらしい~

蜷川実花は写真家としてすでに成功していて、なおかつ映像に・・・といった向きもあるけれど、これは脚本も美術もすべてがしっかりしていたから出来上がった作品かも知れない。世界の蜷川パパの作品もいくつか観ておりますが、血はあるんだろうなぁ~。さすが。

映画というよりも、1つの絵巻物を見せてもらったかんじ。色の氾濫には好みはあるだろうけれど、紅というよりもサイケな!そしてをイキに配置しているのが圧巻。大門の上に水槽があって、そこに赤い金魚がプカプカ・・・。あれって誰がエサあげるのか?という突っ込みはおいて(笑)水槽の中でしか生きられない金魚=遊女たちという象徴か。随所で金魚がプカプカと出てきます。
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花魁八文字歩き?でありんす

花魁といえど、1人の女。飯も食えば恋もして身をやつす。恋して本気になっても外に出ても地獄という世界。所詮ここでしか生きられない運命。唯一救われるのは「身請け」以外に他はない。そんなせつなさも諦めもごっちゃになっていましたね。実際はもうすでに子供も産んでいる土屋アンナですが、下妻物語のヤンキーっぷりも見え隠れてしまうのはあのハスキーボイスと外人顔ですか。あんな花魁いないだろうけど、奇想天外なワールドを描くには彼女はピッタリ。漫画の顔にも似ているし・・・。

男性陣に関してあちきはまったくそそらないのだけど。永瀬氏とキョンキョンがニアミスとか、成宮なかなかやるのぅ!な若旦那っぷりだし、お大名桔平人が良すぎるぜっ!なトホホっぷりはそれなりにピッタリな配置だったかも。しっかり支えて最期にはかっさらった安藤政信あっぱれ。でも行く末は暗そうな予感。夏木マリがおかみ!そのまんまですね~。木村佳乃、えらいド迫力で女全開っ。菅野美穂なんてもう大御所っぷりでした。女蜜度は高そう。(爆)
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ラストの一面の桜と菜の花のシーン。あとはそれぞれの部屋の床の間に飾られている花、花器が現代フラワーアレンジメントなんだけど。綺麗。あの時代には存在しなかっただろう花を散らしているのも斬新でありんした。
さくらん
安野 モヨコ / / 講談社
Top▲ | by bonneidee | 2007-03-15 19:10 | review
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