『キンキーブーツ』を観た
レビューが遅れましたが・・・、この映画は私の中で今年の「もう一度観たい映画ナンバーワン」です。

渋~いイギリスの田舎町のとある靴屋工場からストーリーは始まります。もちろんタイトルからして、「キンキーなブーツを作ることになんだろうなぁ」という道筋はなんとなくわかるのですが。いままでの『フルモンティ』とかの頑張ろうぜっ~みたいな臭さは無くて、自然な形でお話が形成されてまさかのラストに繋がるところが、ホントにうまい!圧巻
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単なるボンボンだった跡取り社長がひょんなことからロンドンに出かけて出逢ったのがドラッグクィーン!男なのに、ピンヒールを履いている彼女たち!巨体を支える華奢なヒールを見て「これだ~~(これを作ったれ!)」となったわけですが。究極のニッチマーケティングですね。見つけてもなかなかこれを作ろうと思う人も少なかろう。実話というのがスゴイっす。((^^)//””””””パチパチ)

キーマン(?)であるドラッグクィーン役のキウェテル・イジョフォー!ローラ役もステキッ!!ですが、田舎の工場に自らデザイナーとして乗り込んでから、他の従業員たちの偏見とも闘いつつ「男の格好」でいるのですが。その「サイモン君」に一目惚れ~~!彼、いいです!あんなBFがいてほしいっす。めちゃんこ格好いいんですわ。ズボンでも足が長くて美しいんです!(ふがっ~)

優柔不断男のチャーリーとのからみ(会話ですが)も絶妙。チャーリーの悩んでは失敗し、失敗しつつもゴーしていく陰には愛すべき従業員たちやローラの強い決断力や支えがある。このあたりの話もとってもおもしろい。嫌みが無くてお涙頂戴では無いのでよいね~

そして出てくる女たちがみんなイギリスのそこらへんにいそうなわりとブサイクめなのがまたいい。ローラ際だつ!ってわけじゃないけど、さもありなんなんで。チャーリーの元カノもいやーな女で良かったし。(笑)

なんにしても、ラストシーンは拍手喝采ですわよ~~~~(らぶ)見るべし。これを見ると、キンキーブーツは無理にしても、「きちんと足のために作られた靴」の素晴らしさに感じ入ります。
Top▲ | by bonneidee | 2006-10-10 22:02 | review
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