「 フェリックス・ティオリエ写真展」へ行った
世田谷美術館で開催されていた「フェリックス・ティオリエ写真展」の最終日に駆け込みました。
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ヴィクトリア時代のアンティークジュエリーは見る機会は多かったのですが、「写真」です。
これは初めてでした。当然、モノクロでセピアカラーでしょ~
なんて思いこみが覆されるとあるモノを見ることに。。。これには驚愕です。

それは、その時代のカラー写真なのです。

ひと呼んで「オートクローム」

説明がとても出来ないので、興味のおありの方はこちらをご覧くださいませ。

着色に使用したモノは、「でんぷん」。しかも、ジャガイモの。
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-顕微鏡写真(およそ400倍)-
うーん。ビックリです。
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さらに、↑この写真が村の聖歌隊の少年というのも、2度ビックリだが。(小さいimageしか無くて残念)


個人的には、この方はもちろん資産や土地がおありだったからなのですが・・・。
37歳にして、仕事を辞めて家族と趣味のためだけに生きた、というのが大変に羨ましい~です。

写真はバルビゾン派の絵を見るような農村風景、人を撮ったものが多い。

イギリスから遅れての産業革命の時代の「田舎の工場」や「パリ万博、パリの都市化の様子」が克明に描かれています。
歴史的な記録としても、貴重だと思われます。

個人的には、彼の住む村では女たちが「レース編み」(ボビンレースね)を生業(趣味かな)にしているのですね。
その風景がまた素晴らしかったです。
女性や子供たちが身につけている衣装も本当にステキでした。

この展示会、東京では終わってしまいましたが。
山梨、京都と続きます。

是非♪


2010年9月4日(土)~2010年10月17日(日) 山梨県立美術館

2011年5月26日(土)~2011年6月26日(日) 美術館「えき」KYOTO
Top▲ | by bonneidee | 2010-07-29 22:40 | review
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